
あなたはこの写真をご存知だろうか?
ネット界を震撼させたこの写真。知っている方も多いことだろう。
「ジャスコ110㎞先」
この看板をネット上で見た時、とてつもない衝撃を受けた。
110㎞先という表現、否、こんな素敵な看板が道東に存在することに。そしてヤツの存在に今まで気が付かなかったことに。
釧路原人としては致命的なミスである。未だかつてこれほどのミスを犯したことがあったであろうか?いや、ない。(反語法)
犯したミスを悔やんでも仕方がない。今すぐ我々も自分の目で確認しなければならないという使命感に苛まれた。しかし、ただヤツの姿を見るだけでは我々のプライドが許さない。そしてひとつの結論に達する。
「110㎞、測ってやろうじゃないの。」
嫁子供の「パパ、行かないで!(お盆なのに)」という嗚咽とも怒号ともつかない叫びをよそに黙々と準備に取り掛かる。
「娘よ、男にはやらねばならぬときがある。すまん。」
そう言い残し一人家を去った。
いざ行かん、我らの戦場へ

全国的な猛暑などお構いなし、平常運転の釧路。ラジオから聞こえる甲子園で繰り広げられている熱戦の球児たちには申し訳ないほど涼しい。

出発地点に到着。我々の出撃をまったく歓迎する気配のないどんよりした曇り空だった。

そんなことには目もくれず釧路原人は愛車のトリップメーターを0へと戻し、出撃の合図(ラジオの時報)が鳴るのをただただじっと待っていた。
立ちふさがる困難〜first episode〜
ジャスコを出発して10㎞地点。緊張からか早くも尿意を催す。一度停車することに。

別保公園。日本一遅い桜まつり(5月下旬)が行われることであまりにも有名な公園である。遊具が豊富でBBQ施設もあることから夏は子供連れの親子で賑わう憩いの公園である。ここでつかの間の癒やしを得るとともに生きて帰っていつか娘と一緒に訪れようと強く誓って、再び戦地へとハンドルを切った。
出発から30.6㎞地点。


なかなかのダメージを受ける。土日祝日は2本しかない・・・
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しかし、これに比べればまだまだと気を強く持ち直し軽く振り切って再び戦地へと向かう。
40㎞地点。ひたすら直進。

50㎞地点。ただただ直進、何もない。

60㎞地点でようやくコンビニが出現。激戦に備え一度休憩を取る。10㎞地点の別保からここまではコンビニひとつも存在しないので、もし中標津に行く際は別保公園もしくは別保のセブン-イレブンでのトイレタイムを取ることを強くオススメする。

70㎞地点。また直線。

鬼畜看板の情報が本当であればあと40㎞。何もない平坦な道は体力の消耗とともに睡魔が襲ってくる。ときには警察の言う名の敵も出現する可能性が高い道程のため細心の注意を払い今はとにかく任務遂行のためひたすら敵地へとひた走る。
80㎞地点を過ぎた辺だろう。

ご丁寧にも横断注意という看板が出現。一網打尽にしてくれるわ!とばかりに手にした武器(カメラ)で敵(牛)に連射をしている最中だった。



「カチッ!」
咄嗟に車を振り返る。愛車のハザードランプの切れた音だった。すぐさま車に戻り点検作業に取り掛かる。どうやらハザードランプだけでなくウインカーランプもやられてしまったようだ。ここに来てまたしても致命的なミス。ハザードランプ、ウインカーランプもやられた状態で敵地へと向かうのはあまりにも危険過ぎる。殺ってくださいと言わんばかりの自殺行為だ。
とにかくまずは故障箇所の修理をすることが先決と判断し、中標津市内のカー用品店を探すこととし、市内へと車を走らせる。
そう。このときだった。言い知れぬ胸騒ぎを覚えたのは。
立ちふさがる困難〜second episode〜

中標津市内に入ること数分。YellowHatを発見し、すぐに駆けこんだ。
店員:「どうした?!」
原人:「ウインカーをやられた。すぐに治るか?」
店員:「いますぐ見るから少し待っとけ!」
5分後・・・
店員:「ダメだ。うちで治せる代物ではない。ディーラーに持っていくしか方法は・・」
原人:「頼む、なんとかしてくれ!行かねばならない場所があるんだ。」
店員:「・・・。わかった。応急処置だけしておく。ただ長くは持たないから早めに決着をつけることだ!いいな?!」
原人:「ありがとう。恩に着る。あと一つ、聞きたいことがある。これ場所知ってるか?」

店員:「知らん。」
原人:「ありがとう。恩に着る・・・。」
そう言い残し釧路原人はYellowHatを去ったその時だった。
さっき感じた言い知れぬ胸騒ぎの正体がわかった!
そう。
戦地場所を把握していなかったこと。
最終兵器投入〜the final chapter〜
またしても致命的なミスを犯した釧路原人は、ここから捨て身の聞き込み攻撃を開始。かの有名な鬼畜看板のことなど中標津原人なら誰でも知っているものだと思っていた・・・
コンビニA
コンビニB
コンビニC
皆、口を揃えたかのように「知らん」を連射し、致命的なダメージを負うこととなる。命からがらなんとか車まで逃げ帰り、途方に暮れた。しかし、釧路原人としてのプライドを保つため、故郷に残してきた嫁子供になんの戦果も報告出来ないのは断じて許されぬ。
「アレを使うしかない。」
使いたくはなかった。しかし今はそんな悠長なことを言っている場合ではない。覚悟を決めひとつ大きな深呼吸をし、呼吸を整える。我々の持ちうる最終兵器、それは
ジャスコに電話。
ジャスコ:「はい、AEONです。」
原人:「つかぬ事をお聞きしたいのだが、中標津にあるジャスコ110㎞先という看板はどこにあるのか?」
ジャスコ:「担当のものにかわりますので少々お待ちください。」
担当がいるのか?!
ジャスコ:「はい、担当です。」
原人:「ジャスコ110㎞先という看板の場所を教えてくれ!」
ジャスコ:「もうないですよ。撤去しました」
原人:「・・・。」
こうして釧路原人の絶対に負けられない戦いは「敗北」という2文字を強烈につきつけられ無残にも散ったのであった。
まとめ
はい、大変残念なことに「ジャスコ110㎞先」という看板は今はもう撤去されてしまい存在しません。観光地化されてもおかしくないほどの看板だっただけに非常に残念です。その後の聞き込み、調査によって元存在していたであろう場所は大体把握出来ましたのでご紹介したいと思います。
まずgoogle map上

近隣写真

この信号の先にあったものと思います。
ジャスコの看板隣りにあったなかしべつ石材さんの看板

当初の目的通り、存在したであろう場所からスタートしてジャスコまでの距離も一応測って参りましたのでご紹介します。

うん。90㎞しかない。
釧路市内に入ってからはいくつかルートが別れるのは事実ですが何をどうやってもあと20㎞増える要素はございません。ロータリーを100周くらいして距離合わせをしないと110㎞にならないという衝撃の事実が判明致しました。
ということでジャスコ110㎞先が残念過ぎる2つの理由
・もはや看板が存在していない。
・110㎞ではなく90㎞が正解。
次回はAEON駐車場が本当に4000台収容できるのかを検証するとかしないとか・・・
まぁ、多分誰も興味ないと思うんで、しないですけど。
それではごきげんよう、アディオス
追記:
今回の記事にあたって、予想以上の反響を頂き、各所からご指摘を頂きました。
どうやら、私が行った場所は看板のある場所ではなかったようで、正確には中標津方面ではなく、根室方面とのことでした。間違えてしまい申し訳ございません。
しかし、どちらにせよ、この伝説の看板は既に撤去されているようです。
私はただ、嫁子供を置き去りにして、「なかしべつ石材」に行っただけのようでした。
最も残念なのは、私の「おつむ」だったようですね。。。

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